大学職員の仕事

教室系技術職員の仕事

大学職員でも、各研究室に入って、研究の補助のような業務を行う大学職員の方が居ます。
文系の研究室では見かけないと思うのですが、理系の研究室では助手の方だけでは手が回らないときに、学生の研究の補助をしています。
私が居た研究室でも研究の補助をしてくださる職員の方が居ました。
当時、私はエレベータの振動制御を研究していまして、エレベータのミニチュア版を作ることになりました。
しかし、機械設計の経験はありませんでしたので、大学職員の方に補助していただき、金属材料の選定や図面の書き方などを教わり、部材の発注はお願いし、金属材料の加工については、機械工学科で加工をやっているところがあったので、大学職員の方経由で担当の方に図面を渡し、加工してもらいました。
学内でどういった人がどんなことをしているのかということを把握していないと、こういった補助はできないものです。
単なる学生の補助というのではなく、一生懸命いろいろなアイデアを出してくれたり、親切に指導していただけるので、学生からみると心強い職員の方だな、という印象でしたよ。
最近の学生の方でも、こういった職員の方にお世話になっている人が多いのではないでしょうか。

大学職員は長く続けられる仕事?

経済バブルが崩壊してから(もう、20年近く前ですか・・・)、それをきっかけとして伸びている産業もあれば、衰退している産業もあります。
しかし、総じて言えるのは離職率がそれなりにあるということです。
伸びている産業は、仕事も忙しくてなかなか自分の時間を作れませんし、衰退している産業はいつ退職を迫られるかと気にしながら働いている面があります。
そんな厳しい世の中ですが、大学職員はちょっと違うようです。
一度、大学職員になってしまえば、退職したいと思う人はほとんどいないとか。
出生率の低下から、大学の存続を危ぶむ人は多いです。
ただ、そう思う人は少数派で、職員の協力で乗り切っていけると思っている方も多いそうです。
一般企業では考えられないのですが、お互いにライバルとなるはずの大学同士で横のつながりが深いそうで、何かあってもお互いに助け合うような関係がしっかりと築かれているからかもしれません。
学内はやはり一般企業と違って、物事をはっきり決めたり、誰が何をするのかを明確にしない風土があるようですので、そういうのが肌に合わない人は離職してしまうかもしれませんね。
大学職員を目指している人は、いろいろと情報を集めてみてください。

大学職員にあって欲しいリーダー像

社会に出ると、”リーダー”と名の付く役職がたくさんあります。
チームリーダー、グループリーダー、プロジェクトリーダー、プロダクトリーダーなど、実にさまざま。
リーダーの役割は、自分が担当している製品あるいはチームやグループの問題点、例えばスケジュールの遅延だったり、バグの発生などを見つけ出し、リカバリーに必要な遅延を最小限にしつつ、課題を早急に解決できるような手段をいくつか挙げ、最善の対策を施す、というのもの。
言葉で書くと、なんかできそうに無いことのように思えますが、実際は一緒に仕事をする人々と打ち合わせを重ねながら答えを見つけ出していく過程があり、慣れれば誰でもできることなのです。
では、大学職員に求められるリーダー像というのはどういうものでしょうか?大学職員は、自ら動いて問題解決をするというよるも、誰かが問題を発見し、それを解決するための指示を待つ人が多いのだそうです。
ですので、指示された作業を短時間でこなすのは得意だけど、リーダーに必要とされる問題の発見、解決手段を考える、といった作業ができないそうです。
ですので、日ごろ自分が疑問に思っている点を洗い出し、解決方法を考え出す習慣が付けば、大学全体としてもより良くなるわけです。
”リーダー”と言う言葉にとらわれず、その本質であるリーダー像を目指してみませんか?

進む外注化と自分の役割

大学の中でもっとも大きなイベントの1つに入試があります。
この入試、願書の受付からはじまり、願書を処理して受験票を発行、当日の試験誘導、試験の監督、採点、合格発表などの一連の作業がありますが、最近は外注に任せている部分が増えてきているそうです。
理由は、コスト。
給料の高い職員を受験に関わる作業に多数充てると、昼間は学内の仕事をしているので夜間の残業時間帯、あるいは休日出勤して受験に関わる仕事することになるため、支払う費用も高額になります。
そこで、外注先に部分的に委託をしていまい、経費を節減するという流れができつつあります。
当然、セキュリティは厳しくされているので問題はありませんが、本来であれば学生とかかわりを持つことで、学生の考え方ややる気、あるいは職員としてどういう部分で学生の助けになれるのか、などを知ったり考えたりする機会を失っているかもしれませんね。
各大学で開催されているオープンキャンパスでも、大量の学生アルバイトを雇って運営しているという話もありますので、職員の人が自ら前に出て、学生と関わっていかないと、自分のするべき仕事がどんどん減ってしまうかもしれませんね。